ノート:現代文解釈の基礎 論理的な文章 Ⅰ

現代文解釈の基礎 ノート

 

論理的な文章(p225~)のうち
Ⅰ 解釈の基本 1~3についてのノート

 

 

Ⅰ章の構造

単語→文→段落→全体……と理解の対象が大きくなっていく構造

1 一語一語の内容 難解な語を理解する

2 一文一文の内容 一文一文の内容をおさえていく

3 段落の要旨 段落の要旨を一つ一つおさえていく

4 全体の要旨 全体としてどういうことが論じられているか

 

 

 

1 一語一語の内容 難解な語を理解する
  1. 指示詞(こ・そ・あ・ど)
    ・同じ言葉を繰り返し使いたくない→指示語にする
    ・逆にいえば指示語にしている言葉は何度も繰り返している内容、主張
  2. 論者自身が下す説明
    ・日本語において接続詞は省略することが可能
    ・逆にいえばわざわざ接続詞を用いているのは強調表現
    ・「すなわち」「つまり」などの要約、「したがって」「だから」などの因果関係、「たとえば」などの例示の後ろに来ることが多い
  3. 言い換え語句
    ・抽象的な主張には言い換え表現や例示で解像度をあげている
  4. 対義語
    ・逆の説明をすることで、持論の厚みを増している

 

 

 

2 一文一文の内容 一文一文の内容をおさえていく
  1. 主語・述語の抽出
  2. 重要な修飾語
    →1.2.まとめて 述語にもっとも影響を与えそうな修飾語(主語も修飾語とみなす)をみつける
  3. 指示語
  4. 言い換え語句
    →3.4.まとめて 
    ・同じ言葉を繰り返し使いたくない→指示語、言い換えにする
    ・逆にいえば指示語や言い換えは何度も繰り返している内容、主張

 

 

 

3 段落の要旨 段落の要旨を一つ一つおさえていく
  1. 繰り返される同一語句
    ・段落の題目、テーマであることが多い
  2. 類義語、言い換え、対義語
    ・題目に対する論者の把握、つまり主張であることが多い
  3. 段落の中心的解説を見つける
  4. 段落の要旨を位置づける
    ・段落の説明、何がどうだ、テーマと主張をまとめる
    ・「何が」:テーマ → 1. 繰り返し、同一語句
    ・「どうだ」:主張 → 2. 類義語、言い換え、対義語
    ・まとめる → 3. 段落の中で「何が」「どうだ」と述べている文を探す