2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『メタバース進化論』本当のコミュニケーションは私に合わない

バーチャル美少女ねむ 著『メタバース進化論』(技術評論社,2022)を読みました。 メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界 なかでも第5章、コミュニケーションのコスプレがおもしろかったので、読書の感想としたいと思います…

【連載 土井ノート②】内なる他者のキャラ化、固定化

土井隆義 著の岩波ブックレット4冊を読みました。 その読書まとめノートを【連載 土井ノート】として記述していきます。 【連載 土井ノート】 『「個性」を煽られる子どもたち 親密圏の変容を考える』(岩波書店,2004) 『キャラ化する/される子どもたち …

【連載 土井ノート①】優しくない「優しい関係」

土井隆義 著の岩波ブックレット4冊を読みました。 その読書まとめノートを【連載 土井ノート】として記述していきます。 【連載 土井ノート】 『「個性」を煽られる子どもたち 親密圏の変容を考える』(岩波書店,2004) 『キャラ化する/される子どもたち …

好きな気持ちはそのまま

お題「大失恋をしたときどう立ち直りましたか?」 私は惚れっぽいのか、何人もの相手を好きになったことがあります。お付き合いした相手も多くはないですが複数人います。 いわゆる「本命」の相手との失恋を考えたとき、ぱっと思いつく相手が2人います。 1…

バーチャルホモソーシャル 「結局、女の子同士のイチャつきが羨ましかったんじゃないの?」

『別冊NHK100分de名著 フェミニズム』を読んでの感想です。 別冊NHK100分de名著 フェミニズム バーチャルの中でもホモソーシャルを感じることはあるのではないでしょうか。ホモソーシャルとは同性間の社会的な絆のことです。男性のホモソーシャルというと、…

“バーチャル” で “オタサーの姫” が “ヘラ” って “サークルクラッシュ”

あるところに地下室で毎日パンづくりにいそしむ二十六人の男たちがいた。これといった愉しみもなく、課された仕事を憎みながらも、ただ黙々と働いて日々がすぎていく。そんな労苦のなかで、一服の清涼剤だったのが、上の階で小間使いとして働く十六歳のター…