VRSNS

2023

1年の振り返りをします。 VRで「なりたい自分」にはなれない キャラと体 ホモソーシャル この1年、ブログを通してVRChatについて私感を少々綴っていました。過去の記事でも取り上げている通り、私のスタンスはVRChatは現実と地続きになっているということで…

J-pop DJのはじめ方

VRChat内でJ-popをメインにDJをしています。経験も知識も浅いのですが、私なりにDJをしている方法を記載していきたいと思います。これを見た人がJ-pop DJをはじめて、もっと和モノイベントが増えてくれればよいなと思います。 つなぎ セットリスト Dig ほか…

転生の可能性

以前のブログで、転生可能性が自己愛のプログレッサーであるのではないか、と書いたことがあります。 urara-k.hatenadiary.com 長い記事だったので、あらためてまとめてみます。 ひとつは自己愛 ここでいう自己愛とはコフートの話でした。自信や自己評価とい…

VRChatでイベントキャストをドライに推す(ジャニオタとブックオフから)

以下ツイート群を読んで、ジャニーズ問題から推しの構造を考えるようになりました。 「日本ではなぜ政治的な音楽/アーティストが支持されづらいのか」という原稿を書いていたのだが、ここ数日のジャニーズ問題やそれに対するファンの反応(ジャ○ーズ事務所を…

「SNSとしてVRChatを分析する」を読んで

思惟かねさんのnote(以下、本記事)を読み、あらためてVRChatとSNSについて考えてみようと思います。 note.com 私たち本記事ではVRChatを既存のSNSと比較しています。LINE、X(Twitter)、Instagram、Tik TokのSNSを利用目的・グローバル/ローカルで要素分…

friend+こそ、もっとも公共的なインスタンスではないか

VRCのインスタンスにはpublic、friend+、privateなどと種類があります。 公共というとpublicインスタンスを指す、と思っていたのですが、friend+こそがもっとも公共性を感じるインスタンスなのではないか、と思っています。 「公共性を感じる」という言い方…

『メタバース進化論』本当のコミュニケーションは私に合わない

バーチャル美少女ねむ 著『メタバース進化論』(技術評論社,2022)を読みました。 メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界 なかでも第5章、コミュニケーションのコスプレがおもしろかったので、読書の感想としたいと思います…

バーチャルホモソーシャル 「結局、女の子同士のイチャつきが羨ましかったんじゃないの?」

『別冊NHK100分de名著 フェミニズム』を読んでの感想です。 別冊NHK100分de名著 フェミニズム バーチャルの中でもホモソーシャルを感じることはあるのではないでしょうか。ホモソーシャルとは同性間の社会的な絆のことです。男性のホモソーシャルというと、…

“バーチャル” で “オタサーの姫” が “ヘラ” って “サークルクラッシュ”

あるところに地下室で毎日パンづくりにいそしむ二十六人の男たちがいた。これといった愉しみもなく、課された仕事を憎みながらも、ただ黙々と働いて日々がすぎていく。そんな労苦のなかで、一服の清涼剤だったのが、上の階で小間使いとして働く十六歳のター…

instanceカースト

鈴木翔『教室内カースト』(光文社,2012)を読みました。 教室内カースト これは2012年の書籍です。私が学生時代を過ごした時期と重なっており、私の意識に近いものが説明されているなと感じます。 つまり、今でもスクールカーストにとらわれているところが…